一分間アウトプット勉強法:斎藤孝

僕は就活の面接でうまくいくコツを、一分間のアウトプット勉強法で身につけました。一分間は人が黙って聞いてくれる限界の時間です。原稿用紙にして400字分。この感覚を身に付けることにより、面接で緊張し何も言えなくなってしまう自分を変えることが出来ます。
最初は、一分が永久に感じました。どう話を組み立てたらいいかわからず、冷や汗が止まらなかったです。圧倒的な準備不足を痛感しました。頭が働かなくなると、論理的な説明なんて全く出来ません。これが現実。トレーニングの必要性を感じました。
そもそも役員や部長クラスの偉い人たちが、若者の話を最後まで聞いてくれません。僕ら大学生に例えてみると、小学生の話を聞くようなものです。年収1000万円を超える彼らの時給から考えてみると、つまらない小学生の話を聞くなんて、金の無駄遣いです。
就活は学歴社会と言われます。半分本当で半分ウソです。なぜかというと、アウトプットのうまさと学歴は比例するからです。学歴が高いと相手の求めてる答えを言える能力が高いです。もちろん人によります。しかし、私が10社受けて感じたのは、学歴が高いほど、面接の受け答えがうまい事実です。大学受験でセンター試験と難しい二次試験を突破した人にたちには、世間では地頭と呼ぶ基本的な能力があるのだと思います。例えば、集団面接を受けたときのことです。明治と同志社の学生と集団面接をすることになりました。集団面接は初めてで、周りの雰囲気にやられてしまいそうになりましたが、彼らの面接を隣で聞いて自信を持ちました。何が言いたいのか全然わからないからです。志望理由で、「御社の理念に共感してる。」と抽象的なことを羅列するだけで終わっていました。面接官が本当に聞きたいことに答えられていません。学歴の差を実感しました。
一分間アウトプット勉強法を繰り返していた私は、短時間に要点だけを伝えることが出来たのです。
一分間でアウトプットするためのコツは、型に当てはめることです。結論を先に言い切ることを意識します。一番使った形は、結論、理由、時間があれば具体例という流れです。この流れを骨の髄までしみこませます。
二つ目のコツは、人に話すつもりで勉強することです。小さなアウトプットを繰り返します。勉強の基本は、いかに自分を真剣な状態にもっていけるかにかかっているのと同じように、就活の関連することを勉強したら、誰にでもいいから話してみるのです。そうすると、相手から素直な反応が得られます。
このスキルは就活後にも役立ちます。新聞や本、授業で学んだことを伝えると、自分の力になります。是非、就活を控えてる人に読んでもらいたい一冊です.




